キャリア教育を効果的にする5つのこと

子どものキャリア教育の必要性

人材育成のフィールドでは、最近の若年層は自信(自己肯定感)も成長意欲も少ないと言われることがあります。

ちょっと厳しい指摘ですが、彼らだけに責任を負わせては可哀そうに思います。

おそらく彼らは、自信(自己肯定感)や成長意欲を身につける機会に恵まれなかったのでしょう。

身についていないのであれば、社会や企業がこれらを身につける機会を提供することができます。

社会人だから遅いということはありません。

これは彼らを反面教師にしているのではありません。

ただ、早期に身につけることはその子のためになります。

自信や成長意欲を持っている人は人生において大きなアドバンテージがあると言えます。

 

キャリア教育にはフィードバックが必要

食器やお風呂を洗うお手伝いも立派なキャリア教育になります。

ただし、役割を与えていればそれがキャリア教育になるかと言えばそれはNOです。

大切なことは家族からのフィードバックがあることです。

特に、下記5つのフィードバックが有効です。

 

  1. 大切な家族の一員であること
  2. 家族の一人一人が役割を持って協力し合っていること
  3. 失敗を歓迎すること
  4. 褒めること
  5. 感謝すること

 

大切な家族の一員であることを認識できるかどうかはとても重要です。

これは情緒面に大きく影響します。

子どもは家族と一緒に生活していれば無条件に安心感を持つ訳ではありません。

一緒に生活しているのに安心感を持てないまま生活している子どももいます。

”あなたのことを大切に思っている”ということを口に出して伝える必要があります。

家族(人)から大切にされていると感じることができれば、将来家族(人)を大切にすることができるようになります。

 

家族は一人一人役割を持って生活をしています。

チームと考えると分かりやすいでしょうか。

職場に行ってお金を稼ぐ人、買い物をする人、ご飯を作る人、掃除洗濯をする人、お風呂やお皿を洗う人、ペットの世話をする人などたくさんの役割があります。

その中で自分も役割を持っているという認識を持つことは大切です。

これは家族内の話ですが、家族は社会の中の最小単位と言ってもいいでしょう。

その小さい社会の中で、役割を与えられその役割を果たしていること、協力し貢献しているということ、自分は役に立っているのだと子ども自身が実感することが大切です。

この実感は子どもを幸せにし、生きる力を与えます。

 

お手伝いをはじめた子どもは当然失敗することがあります。

はじめから効率よく何でもできる子はそうはいません。

ぜひ失敗を許容してあげてください。

許容して、子ども自身が ”失敗してもまたチャレンジすればいいのだ” と学ぶことが大切です。

もし、失敗してはいけないと学んでしまえば、チャレンジすることを恐れる人間になります。

これは成長意欲を持たない人間を作ってしまうことになります。

何事にも消極的な人がいますが、このタイプの人は今まで失敗を許容してもらったことがなかったと考えられます。

意欲的な人は、失敗してもまたチャレンジすればいいことを知っています。

できなかったことができるようになるプロセスが大切です。

できるようになったら一緒に喜びましょう。

この繰り返しから自信や成長意欲が育まれます。

これは日常のお手伝いから十分得られることです。

 

褒めること、感謝することはとても大切です。

かの山本五十六も人を育てるためには褒めること、感謝することの大切さを説いています。

人間は、褒められたり感謝されると、人の役に立ったと強く実感します。

人の役に立ったと感じると、心の中が幸せな気持ちで満たされ、これらが生きる力になります。

褒められたり感謝されるときに受け取る報酬は幸せ(幸福感)なのです。

これは次の行動意欲に大きく関わります。

お金でなくていいのです。

言葉が重要です。

「よくやってくれているね。」

「君のおかげで助かったよ。」

「いつもありがとう。」

たったこれだけの言葉でいいのです。

子どものときにこれらの言葉をたくさん受けとることが生きる力を育みます。

お手伝いをする子どもがこれらのフィードバックを受け取ることによって成長します。

更に一生懸命取り組もうとします。

一生懸命取り組んだら、また褒めて、感謝を伝えてください。

このサイクルが素敵な家族を作り、素晴らしい社会人を育てることにつながります。

 

良き上司も育つ

もしかしたら、5つのフィードバックを読んで何かに気付いた方がいるかもしれません。

そうです。

これは会社の上司に必要な要素です。

部下を持つ方であれば誰にでも必要なことです。

当然社長にも必要な要素です。

「家族」を「会社」に置き換えて読んでみてください。

上司が行うべきことであると認識していただけるのではないでしょうか。

親が子どものキャリア教育に付き合うことは、上司としてのトレーニングになります。

お手伝いは、大きな学びを提供してくれるのです。

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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