キャリア教育に欠けている視点
キャリアよりも大切なことがある
キャリアとは人生そのものであると定義しています。
だから必ずしも”キャリア=働くこと”ではありません。
働くことはキャリアの中に部分的に含まれているものです。
ただ、キャリアの定義をどのように定めようと、大切な視点が抜けてしまっては意味がありません。
では、大切な視点とは何か?
それは、生きていることが大前提であるということです。
そして、ごはんをしっかり食べて健康を維持しているということです。
ちゃんとごはんを食べていますか?
人間は一人では生きていけません。
必ず他人と協力し合いながら生きていくことになります。
人間はごはんを食べなければ生きていけません。
必ず自分で又は他人が用意したごはんを食べて生きていくことになります。
私は、生きることとはごはんを食べることだと理解しています。
人間は、まずごはんを食べることが最も大切です。
キャリアをどう考えるかということよりも、食べるという行為が上位に位置づけられるものだと考えています。
ごはんを食べることができなければ、キャリアについて考えることはできなくなるからです。
健康を損なってしまえば、健康な状態に戻ることに時間とお金を費やさねばなりません。
キャリアについて考えることができるのは、ごはんを食べて健康状態を維持できているからこそです。
この大前提を見失ってはいけないと思うのです。
幸い、今の日本では食べられないということは少ないのかもしれません。
しかし、食べ物の質についてよく考える必要はあります。
私たちの体は、自分の口に入れた食べ物から作られています。
建築物の材質をイメージすると分かりやすいかもしれません。
良い建築物を作ろうと思えば材質にこだわります。
食べ物は私たちの体の材質です。
食べている物の質がそのまま反映されます。
人間の体に相応しい食べ物はしっかり血となり肉となります。
そうではない食べ物は私たちの健康を蝕んでいきます。
一介のキャリアコンサルタントがこんなことを言うのはおかしいのかもしれません。
しかし、健康の大切さを訴えるのに職業も何も関係ありません。
健康状態と思考は大いに関係があります。
健康状態は大事な意思決定に大きく影響します。
だから食べるという行為を疎かにしていただきたくないのです。
私はキャリアコンサルティングをする前に必ず「ちゃんとごはんを食べてますか?」と聞きます。
食事が疎かになっている人は早かれ遅かれ健康を損なうことが想像できるからです。
キャリアを考えることは大事ですが、健康を維持することはもっと大事です。
健康でいられることは大きな価値があるのだと考えてください。
私自身も自戒を込めてそう考えています。
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この記事の執筆者 |
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西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】 |
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