ミャンマーは世界ランキング第2位。日本は…。
CAF 人に対する優しさ指数
イギリスの慈善団体:Charities Aid Foundation(CAF)をご存知でしょうか。
私はニュースに触れるまで、この団体のことは全く知りませんでした。
昨年10月に、この団体がある調査結果を発表しています。
それは、World Giving Index というもので、今回は調査開始10周年の特別版(10年間の総合結果)だそうです。
これはCAFのホームページで公開されています。
World Giving Index は、「世界の人に対する優しさ指数」と訳せるのかもしれません。
この調査は、世界125以上の国々で、130万以上の人々の回答が反映されているそうです。
このサンプルを多いとみるか、少ないとみるかは意見が分かれるところでしょう。
この調査結果は、以下の3つの指標からランク付けされています。
- 人助け(見知らぬ人や助けを必要としている人を助けたか)
- 寄付
- ボランティア
ミャンマーは世界ランキング第2位
下記の図1をご覧ください。

図1 人に対する優しさ指数 Top 10 出典:CAF
1位 アメリカ
2位 ミャンマー
3位 ニュージーランド
4位 オーストラリア
5位 アイルランド
6位 カナダ
7位 イギリス
8位 オランダ
9位 スリランカ
10位 インドネシア
ミャンマーは、58%という高い数値で世界ランキング2位となっています。
トップ10の国を見てみますと、ほどんどがキリスト教を主な宗教としている国々です。
その中で、2位のミャンマーと9位のスリランカは、主な宗教が仏教(上座部仏教)です。
イスラム教を信仰する国として、インドネシアが10位にランキングされています。
総合ランキング1位から23位については図2を、100位から126位については図3をご覧ください。
※ミャンマーと日本には、ピンクの●ポチを付けています。

図2 人に対する優しさ指数 1位~23位 出典:CAF

図3 人に対する優しさ指数 100位~126位 出典:CAF
左から順に、オレンジが総合ランキング、緑色が人助け、紫色が寄付、黒紫色がボランティア。
ミャンマーは、とにかく寄付をする人が多いことが分かります。
たしかに、寄付の結果が総合ランキングを押し上げている感じは否めません。
しかし、ボランティアに関しては3位、人助けについては49位であり、決して寄付だけで獲得したものではないと言えるでしょう。
ここから、ミャンマーは、人に対して優しい国だと評価していいのではないでしょうか。
一方、日本を見てみますと、総合ランキング107位。
ボランティアについては、46位とそこそこのランキングになっています。
しかし、人助けについては125位と世界最低にランキングされています。
中国よりも下位です。
この調査結果の解釈は、人それぞれでしょう。
ただ、残念ではありますが、日本が人に優しい国とは評価されていないことを認めざるを得ません。
日本が受け入れるべき人材は?
この調査結果は、あくまで一団体が作成したデータに過ぎません。
全幅の信頼を寄せることができるかどうか分かりません。
ただ、言えることは、一つの傾向が表れているのではないかということです。
ミャンマーという国は、世界の中では人に優しい国として評価されている。
やはりミャンマーには、「お互い様の精神」がある…。
そう思わずにはいられません。
多文化共生社会に入っていく日本にとって、ミャンマーの人たちは、企業にとっても社会にとっても歓迎すべき人たちなのではないでしょうか。
ちょっと強引だったかしら?
World Giving Index から、ミャンマーの魅力を紹介してみました。
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西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】 |
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