送出機関って一体何なの?

おくりだし? そうしゅつ?

ある質問を受けました。

「送出」って一体何ですか?

それに、読み方は「おくりだし?」「そうしゅつ?」、どちらですか?

そうですよね。

外国人材の招聘業務に関わったことがない人にとっては意味不明ですよね。

弊社の Facebook にも「ミャンマー送出機関」なんてタイトルを付けてあるので、分かる人しか分からないものになっています。

よく考えたらとっても不親切ですね。

ゴメンナサイ。

これは「おくりだし」と読むのが正解です。たぶん…。

間違っていたら、再度ゴメンナサイ。

 

送出機関は何するの?

送出が「おくりだし」と読めたとしても、それが一体何なのかは分かりませんよね。

では、こちらをご覧ください。

送出機関という用語はこちらにあります。

 

送出機関

出典:外国人技能実習機構ホームページ

こちらは、外国人技能実習機構のホームページの一部です。

このページには、緑色の文字で「1.送出機関の定義」が堂々と書かれています。

この文章を真面目に読む必要はありません。

要はですね、外国人技能実習生として日本にやって来る人材を募集・選抜して、日本の監理団体に紹介する会社のことなんです。

つまり、人材紹介会社のことです。

じゃあ、人材紹介会社って表現すればいいのに…って思われた方、分かりますよ、その感覚。

人材紹介会社の方が分かりやすいですよね。

なぜ一見よく分からない「送出機関」なんて名前にしているのでしょうか?

私もよく分かりません。

ただ、発展途上国の人材を日本に紹介する会社が、そのまま人材紹介会社って表現するのはマズイかな~って感じはちょっと分かります。

 

役人A:やっぱり人材紹介会社って名称はマズイな。世界から人身売買と思われることは避けたい。

役人B:そうですね。そのマズイ感じを消すためには、他の名称の方がいいと思われます。

役人A:お、そうだ。送出機関って名称はどうだろうか?

役人B:それはいいですね。一見真面目そうなのに意味が分からないところが専門用語っぽくて。

役人A:じゃあ人材を紹介してくれる会社のことを「送出機関」と表記することにしよう。

 

こんなやり取りが某省で行われたことがあったりして。

もちろん勝手な推測ですよ。

これは事実ではありませんのでご注意くださいね。

因みに現時点では「取次送出機関」という従来よりも 1.5倍も長い名称も出現しています。

 

管轄が異なると表現も変わる?

外国人技能実習制度は主に法務省管轄の制度ですが、日本の人材紹介会社にライセンスを与えているのは厚生労働大臣です。

人材を紹介することは、正式には職業紹介事業といいます。

人材を求めている企業から見れば人材紹介で、仕事を求めている人から見れば職業紹介となります。

厚生労働省は日本の職業紹介事業者の管轄官庁です。

実は、昨年の4月から始まった特定技能制度に関連して厚生労働省は次のようなお知らせをしています。

 

厚生労働省からのお知らせ

出典:厚生労働省

 

このお知らせを真面目に読む必要はありません。

これは単に、「特定技能の登録支援機関になったからといって、人材紹介をやっていいことにはなりませんよ。」って内容です。

人材紹介をやるのなら、日本で職業紹介事業の免許を持って、海外のライセンスを持った人材紹介会社と業務提携してからやってね。

って、言ってるだけです。

 

あれ?

私も今気づきましたが、先ほどの外国人技能実習制度で出てきた「送出機関」という名称は、厚生労働省では「取次機関」という名称に変わっていますよね。

何か変ですね。

同じじゃないんですよね。

なぜ名称が異なるのでしょうか

外国人技能実習生、特定技能、エンジニア、高度人材は就労ビザが異なることが理由なのか、役人の気まぐれサラダなのか。

私には分かりません。

分かる方、いらっしゃいましたら是非教えてください。

 

「送出機関」という分かりにくい名称のせいで少々混乱しましたが、これだけ覚えてください。

「送出機関」は人材紹介会社。

以上。

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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