その送出機関で大丈夫?
新たな送出機関とは…
先日、昨年から弊社が提携していました Shwe Lwin Lwin Trading Co., Ltd が、ミャンマー政府認定送出機関のライセンスが一時停止されることになった旨ご報告させていただきました。
その件につきましては、改めてお詫び申し上げます。
さて、私たちはこの状況を「ピンチ」と嘆くのではなく「チャンス」と捉えることにしました。
ライセンス停止の報告があった後、急いで現地スタッフに新たな提携先を確保するように指示しました。
そこからトントン拍子ですぐに新しい送出機関が見つかり…って感じで行けばいいですが、そんな簡単にコトは進みませんよ。
そもそも私たちは、ライセンスさえ持っていればどこでも提携するって訳ではありませんから。
他の国もそうだと思いますが、ミャンマーにも「良い送出機関」と「悪い送出機関」があります。
残念なことに、求職者に不当に高い料金を請求する送出機関があると聞いています。
日本の監理団体にキックバック(法令違反行為)している送出機関もあるそうです。
そういう「悪い送出機関」と提携する訳にはいきません。
だからと言って「良い送出機関」と「悪い送出機関」が簡単に見分けられるわけではありません。
「良い送出機関」と提携したいと思っていても、そう簡単に見つからないのが実情です。
そんな中、現地スタッフの Myo Myint Thu が、ある送出機関を紹介してくれました。
この送出機関は、シンガポール、タイ、マレーシアに人材を送っている会社で、日本へ人材を送るライセンスも取得しているとのこと。
しかし、なぜそんなに早く、しかも簡単に送出機関が見つかったのか疑問です。
その疑問を Myoさんにぶつけてみました。
「なぜそんなに早く見つけられたの?」
「この会社の社長は、私の親友だからです。」
なるほど。
私の信頼する Myoさんの親友であれば、悪い人ではなさそうだ。
少し安心しました。
でも、それならなぜ今になって紹介してきたんだろうか?
親友であるなら、Shwe Lwin Lwin Trading Co., Ltd よりも先に紹介するはずではないか。
新たな疑問が湧いてきたので、再度 Myoさんにその疑問をぶつけてみました。
「去年の段階で紹介してくれなかったのはなぜ?」
「実は、ライセンスは持っていましたが、その時はライセンスが停止されていました。本当はこの会社を紹介したかったのですが、私も Shwe Lwin Lwin Trading Co., Ltd の仕事をしていましたので。」
なるほど。
そういうことね。
「じゃあ、今は停止処分が解除されているんだね?」
「いいえ」
え?
「解除されていないの?」
「10月3日に解除されます。」
えー!
「それじゃあ、Shwe Lwin Lwin Trading Co., Ltd と同じじゃないの!」
「そうかもしれませんが、あと2、3ヶ月もすればライセンスが有効になります。それに、コロナの影響で、現実的にいつから人材を送り出せるようになるかは分かりません。それなら、急いで他の送出機関を探すよりも、会社とその社長の実像をバッチリ把握できている送出機関と提携する方が安心です。」
うーん。
そうかもしれない。
しかし…。
「その社長と会話することはできる?」
「もちろん、できます!」
こんな流れで、私はある送出機関の社長とWEB面談をすることになりました。
つづきはこちら↓
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この記事の執筆者 |
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西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】 |
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