ミャンマーファッション通信

街を歩くだけでチョー楽しい

ミャンマーの大都会ヤンゴン。

この街を歩いていると、人々のファッションに目を奪われる。

基本的なスタイルは、伝統衣装のロンジ―という腰巻を身につけることだ。

はじめは、男性がスカートのようなものを履くことに違和感があったが、それも徐々に見慣れてくる。

この衣装だって、きっとこの土地の気候風土に合ったものなのだろう。

勝手にそう解釈しながら、大都会を行き交う人々のファッションチェックをすることにした。

 

こちらはご夫婦であろうか。

そうじゃなかったら…、カメラを向けてごめんなさい。

ヤンゴンのファッション事情

旦那様に対する奥様の視線の強さがちょっと気になる

11月のヤンゴンは、日本人の感覚では夏の気候である。

多くの人は、サマーファッションという出で立ちだ。

旦那様を見ていただきたい。

ポケット付きのTシャツを着ている。

胸にはスマートフォンを入れるポケット付いていてとても機能的だ。

ヤンゴンでは誰もがスマートフォンを持っているので、これはポイントが高い。

奥様は白のブラウスをお召しになっている。

とても上品な印象を受けるが、旦那様とどんな会話をしているかは謎だ。

 

こちらは、とある駅での光景。

電車が到着し、乗り込もうとしているところをパチリ。

ビジネス風バッグを肩にかけ、電車に乗り込む女性がいる。

彼女が着ているのはワンピース。

これは珍しいと思うのは私だけだろうか。

ヤンゴンファッション

誰もが個性的で魅力的である

ヤンゴン市内で、ワンピースを着た女性はあまり見かけなかったように思う。

なかなか素敵だ。

 

次にカメラに視線を送る中央の男性を見ていただきたい。

藍色の長袖シャツとグレーのロンジーで無難にまとめている。

これはミャンマーでよく見かけるスタイルだ。

地味に感じられるが、このスタイルの男性は多い。

 

それより、注目はその後ろの男性である。

ピチピチの黒Tシャツに赤色のロンジーを履いている。

この男性の存在は、他の男性たちとは明らかに次元が違う。

鍛えられた肉体、さり気なく被った帽子、常に見られていることを意識した歩き方。

自分自身が唯一無二の存在であるという誇りが指先まで行き届いている。

なぜか手にしているかわいいバッグも含め、彼が一体何者なのか、見る者を幻惑する。

もはやこの駅のプラットホームは、彼だけのランウェイだ。

 

さて、私の隣りの女性を見ていただきたい。

日本語学校

隣りの女性が着ている服は完全オーダーメイド

この女性が着ている水色とピンクの服は、完全オーダーメイドである。

自らデザインしたとのこと。

若い世代が伝統的な衣装から離れつつある予感がする。

日本のアニメが好きで何かをモチーフにしたそうだ。

申し訳ないが、それはおじさんにはよく分からない世界だった。

 

オーダーメイドということは、唯一無二、この世でたった一つの服を持っていることになる。

これはすごいことのように思える。

誰とも重ならない自分だけの服は、その人の個性と魅力を際立たせる。

そうした楽しみが今のミャンマーにはある。

 

日本でも同じかもしれないが、一般的には女性がカラフルで男性が地味だ。

女性は色の違いを楽しんでいるように思える。

こちらの写真は、ヤンゴンの環状線の列車に乗ったときのワンショット。

ヤンゴンファッション

かつて日本を走っていた車両は、カラフルな装いのミャンマー人を乗せて今日も走る

お分りでしょうか。

女性たちの衣装はとてもカラフルである。

一方、やはり男性は地味目で、それは私も同じだ。

 

ダウンタウンのスーレー・パゴダ付近のストリートを歩いていたときのことだ。

期せずして、ある女性用の下着ショップを発見してしまった。

普通の路面店である。

頭では、こういうお店の前は涼しい顔で通り過ぎるべきだと認識している。

それが紳士としての振る舞いであることも理解している。

しかし、なぜか体の方がそれを拒否している。

そして、ついに私は足を止めてしまった。

それだけじゃない。

カメラまで取り出している。

 

人間の意識と無意識がバッティングしたときは無意識が勝ると聞いたことがある。

私の今の行動は完全に無意識の仕業である。

おじさんが女性用の下着屋の前でカメラを持って写真を撮ろうとしている。

私はこの状況を、第三者に合理的に説明する術を持っていない。

もしミャンマーのお巡りさんに見つかったら、大変なことになりそうな予感がする。

軍事政権が長かった国の警察ってちょっと怖い。

これは、見つかったら絶対にヤバイ。

パスポートはホテルに置いてきたままだ。

身分を証明できないし、ミャンマー語は「ミンガラーバ(こんにちは)」しか話せない。

そう考えただけで、冷や汗が出てくる。

やめた方がいいに決まっている。

しかし、私の無意識は、陳列された商品をカメラに収めようとフォーカスしている。

まるでピューリッツァー賞を狙う戦場カメラマンのように。

パチリ。

下着屋さん

こちらの女性は興味なさげ気に通り過ぎた。お嫌いですか?

私は、自分の無意識に一体何が入っているのか不安になった。

せっかくなので写真を見ていただきたい。

商品はかなり大胆に陳列している。

よく見たら下着屋さんというよりは、ブラジャー屋さんのような気がする。

パンティの類が見当たらないからだ。

しかし、ブラジャーだけで商売が成り立つのだろうか。

ブラジャーだけでは、まるで 「頭隠して尻隠さず」ではないか。

パンティはどうするのだろう?

まさか…。

やれやれ、ミャンマーにいると、ついどうでもいいことを深く考えてしまう。

ちなみに、写真に写っている女性は、興味なさげにこのお店の前を通り過ぎた。

 

そういえば、ボジョーアウンサンマーケットで、女学生の制服を売るお店を見たときもカメラを向けてしまった。

この時は、制服自体が珍しかったのではなく、制服が透明ビニールで覆われていることが何となく興味を引いたのだ。

左から、小学生、中学生、高校生って感じかな?

この制服を撮影するときも躊躇しなかったわけではない。

日本でやったら確実にその趣味の人間と思われるだろう。

それはそれで構わないが、実際の私はそうした趣味がないことは言っておこう。

幸いこの市場のあたりは観光客だらけで、カメラを構えることに抵抗はなかった。

それでも現地の人は「この人は一体何が珍しくて写真を撮っているんだろう?」って思っていたに違いない。

 

気を取り直して、今度は再び鉄道の駅である。

こちらはぶどう売りの女性。

驚くなかれ、彼女はこれから車内販売を行うのだ。

これがまたよく売れるのだ。

ヤンゴンファッション

これからぶどうの車内販売が始まる

Tシャツのオレンジがとても色鮮やかだ。

下はロンジーではなく、パンツスタイル。

もちろんタナカ―は忘れていない。

 

総括すると、やはり伝統衣装であるロンジーを着ている人は依然として多い。

体のラインが出る衣装を着ている人が多いことも分かった。

ただ、体のラインを見せることは、自信がないとできないことだ。

でもそれは分かるような気がする。

ミャンマーには、いわゆる猫背の人が少ない。

誰もが胸を張って歩いている。

特に、女性の立ち姿や歩く姿からは美しさを感じる。

男性は逞しく、女性は凛々しい。

ミャンマーの人々は、すてきだ。

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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