何とかしてくれ!ミャンマー労働省
送出機関に許可証が届いていません
もう11月だというのに、おかしい。
一体どうなっているのだ。
これは、弊社と提携しているミャンマー政府認定送出機関である Immortal Friends 社の話です。
予定では、10月3日にライセンス停止期間が終了し、4日から業務が再開できることになっていました。
しかし、未だに新しい許可証が届いていないのです。
許可証を発行する省は、労働、移民および人口省です。
許可が取り消されたんじゃないかって?
いえいえ、そうではありません。
法的効力としては問題ないものの、形式的に許可証が発行されていないだけ。
※実際は、法的効力としても問題があることを確認しました。
なぜそのよう事態になっているかというと、実は今、ミャンマーではコロナの感染が拡大中なんです。
10月に行っていたセミロックダウンが、11月も継続されることになりました。
不要不急の外出はできないことになっています。
感染拡大防止のため、一般市民が外出できないことは理解できます。
しかし、役所の仕事はストップしないだろうと思っていたのですが…。
ミャンマーにいるスタッフに聞いたところでは、政府の仕事もストップしているとのこと。
勘弁してくれー。
外国人技能実習機構のホームページを見ると、ミャンマーの送出機関のリストは9月18日の更新を最後に止まっています。
本来であれば、10月中旬にリストが更新されて、Immortal Friends 社のライセンス停止期間が明けたことが機構のホームページで公表されるはずでした。
しかし、ミャンマー政府がお仕事をしてくれないせいで、まるで免許停止措置が続いているかのような状態になってしまっています。
これは困ります。
それに加え、タイミングが悪いことに、11月8日はミャンマーの総選挙が控えています。
軍事政権から民主化を勝ち取った歴史のあるミャンマーにとって、総選挙というのは、日本のアイドルグループの総選挙とは意味が違います。
もう国民全員が真剣なんです。
だから今は、国中がこの総選挙のことで頭がいっぱいです。
悪条件が重なってしまいました。
いくら法的効力としては問題ないと主張しても、リスト上は灰色の網がかけられたままです。
この状態では、日本の監理団体や受入企業に信用してもらえないでしょう。
うーん、どうしたものか。
この状況を何とかしたい。
困ったにゃー。
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西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】 |
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