信念と行動の関係3

行動を促すのは意識ではない

なんだかすぐには意味が分かりませんね。

繰り返しになりますが、人間には意識の領域と無意識の領域があります。

顕在意識、潜在意識と言ったりもします。

信念は、人が生まれてから現在までに経験してきた「事実(捉えた世界)」とその「評価・解釈(言語による意味付け)」を積み重ねたものです。

こうして出来上がった信念のことをプログラムと言うこともあります。

信念・プログラムは無意識に貯蔵され、日常生活の場面ごとに自動的に作動します。

無意識には膨大なデータ(信念・プログラム)があり、このデータが人間の行動を決めると言われています。

禁酒してもまた飲んでしまう時があります。

「頭では分かっているんだけど、やめられないんだよね。」

なんて会話を聞いたことがあると思います。

これは意識レベルではお酒を止めるべき理由を理解していますが、無意識レベルでは飲もう!飲もう!と誘ってきます。

無意識はお酒を飲んでホッとする感覚や楽しい感覚を知っていますので飲む方向で体を動かします。

そしてまた飲んでしまうのです。

頭(意識レベル)では分かっているのに行動が伴わないのはこのためです。

 

無意識を甘く見てはいけない

無意識というのは元は空っぽだったはずです。

でも人が生まれて成長する過程でどんどんデータが蓄積されていきます。

表現は異なりますが、信念・価値観・プログラム。

これらが一体何かというと、その人の人格をなのだと思います。

 

人格者だと言われる人たちがいます。

歴史上にも多くの人たちがいます。

この人たちに共通しているのは自ら行動して示していることです。

口先だけではありません。

彼らを行動に向かわせるものは一体何か?

それが、無意識に貯蔵された信念・価値観・プログラムなのだと理解しています。

 

企業の採用担当者とお話しすると「いい人がほしい」「優秀な人がほしい」とよく聞きます。

「いい人」「優秀」とは一体何か、定義は会社ごとに異なっているでしょう。

もし、この定義が「一流大学を出た人」であった場合は要注意です。

大学に序列があると考えると選考はしやすくなるでしょう。

注意は面接のことです。

是非、信念・価値観に関わる質問をしてみてください。

もちろん面接なので用意したもので回答できてしまう可能性はあります。

それでもどんな行動をする人なのか、そもそも行動を起こすことができる人材なのか知りたいところです。

何を経験し何を学んできたのか。

人格者である必要はありません。

しかし、会社にとって有益な人材を採用したいのであれば、それなりの人格を備えた人であってほしいと思うのは私だけでしょうか。

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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