「3人のレンガ職人」を発見!?

『なぜ僕らは働くのか』に「3人のレンガ職人」が!!

甥っ子にプレゼントしようと思い手に取ったのが、この本です。

『なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』 監修:池上彰 学研プラス

この本を読んだとき、単に職業観を養うためだけに作られたものではないと感じました。

私がキャリアコンサルタントだから感じるわけではありません。

大人が、これからの未来を担う若い世代に伝えたいこと。

それらをコンパクトにまとめていて、なかなか好感の持てる本です。

 

さーっと確認のつもりでページをめくっていくと…。

なんと!

「3人のレンガ職人」の話が載っているではありませんか。

もしかして、私が探し求めていた答えがここにあるのでは!?

この話の出典についての記載は?

…ない。

残念です。

出典についての記載はありませんでした。

もしかして、イソップ寓話(童話)が出典だと書いてあるのでは?

なんて一瞬期待したのですが。

あくまで、一つの物語として書かれているだけでした。

もし、書かれていたら出版社に問い合わせよう。

そこまで考えていましたが。

残念です。

 

それよりも、甥っ子は、この物語を読んで何を感じるのだろうか。

今は自分がどんな職業に就くのか考えられないかもしれない。

学校の勉強についていくだけで精一杯なのかもしれない。

でも、学校で勉強する時間は、人生の長さに比べたらはるかに短い。

今はそう感じられないかもしれない。

でも実際そうなのだ。

君が叔父さんと同じ年齢になれば分かるだろう。

 

さてさて、やっぱり私は思い込みに縛られていました。

初めて「3人のレンガ職人」を検索したとき、「イソップ寓話にある三人のレンガ職人」に飛びつきました。

今でも上位に表示されます。

上位に表示されるサイトのほとんどに「イソップ」という単語が含まれています。

そのため、疑いなく「三人のレンガ職人」は『イソップ寓話』にあると信じ込んでしまったのです。

 

 

もし最初に目にしたものが「ドラッカーの三人の石工」であったならば『イソップ寓話(童話・物語)』を探すことはなかったでしょう。

先入観とは時に厄介なものです。

あるはずだと思い込み、その思い込みが自分の視野を狭めてしまう。

しかし、その思い込みを強化してしまうほど、ネットには多くの引用があることもまた事実です。

今回は、ネットとの向き合い方について考えさせられました。

 

今もネットでは多くの物語が掲載されています。

改めて読んでみると、ネットに存在する「三人のレンガ職人」はどれもすばらしい話です。

多くの方が引用したくなる気持ちが分かります。

その点に気づけたことがささやかな収穫なのかもしれません。

もはや原典が何かはどうでもいいことです。

いろいろ読み比べて楽しむことが、すてきな学びなのかもしれませんね。

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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