はじめてのミャンマー

いざヤンゴンへ

2018年11月13日。

私は成田空港にいた。

これからベトナム航空 VN311 に搭乗し、経由地であるハノイに向かう。

最終目的地はミャンマーのヤンゴンだ。

幸運なことに、前月の10月からミャンマーには観光ビザなしで入国できることになったばかり。

さっそく恩恵に授かることになった。

 

はじめてのベトナム航空。

CAさんたちはアオザイをモチーフにした制服を着ている。

体の大きいスタッフが多い。

職務に適した体格である。

 

私は運悪く窓側の席になっていた。

通路側に向けてどんな人が乗ってくるのかドキドキしていた。

ほどなくしてベトナム人親子が乗ってきた。

お母さんと3~4才くらいの男の子だ。

男の子が私のとなりに座り、お母さんが通路側に座った。

 

お母さんと男の子に挨拶した。

お母さんは日本で14年働いていて去年までは千葉県内の行政書士事務所に勤務していたとのこと。

現在は同じく千葉県内の人材派遣会社に勤務しているとのことだった。

日本語がとても流暢だ。

よく見ると20人くらいのベトナム人の団体だ。

みんなで3ヶ月に一度のペースで帰省しているとのこと。

 

離陸前から男の子と波長が合い?遊ぶことになってしまった。

男の子も日本語を話す。

会話するうえではまったく支障はない。

男の子は機内サービスのお菓子を手に隠し、どちらの手の中にあるのか当てるゲームが大好きだった。

はじめてのハノイ行きなので、もう少し感性を研ぎ澄ませたかったのだが、男の子とのゲームは延々と続いた。

お母さんは子守から解放されたようで寝りはじめた。

きっと疲れているのだろう。

途中何度も「遊んでもらってすいません」と言っていたが、私がベビーシッターから解放されることはなかった。

 

それでも男の子と楽しく遊べたことは良かった。

どうせ窓の外を見ても下界の様子が分かるわけではない。

途中休憩して映画を見ることもできた。

それでも男の子の楽しそうな顔を見ると遊んであげたくなった。

 

ハノイ・ノイバイ空港に到着した。

親子とはここでお別れだ。

国際線の乗り継ぎゲートに向かうと、ここが社会主義国であることを改めて認識した。

軍服を着た職員は皆無表情に見える。

顔色一つ変えずに業務をこなしている。

重要な任務であることは間違いないが、もうちょっとねぇ…。

 

 

私はベトナム料理が大好きだ。

日本ではよくベトナム料理屋を開拓するべくいろいろな店を訪ね歩いた。

単純だが、生春巻きとフォーだけでも満足できる。

 

本格的にベトナム料理にはまったのは、川崎市中原区にあるお店を知ったときだ。

JR南武線の武蔵新城駅から徒歩5分ほど。

その名は、(食)越南

(株)とかじゃなくて、(食)。

前(株)ならぬ、前(食)。

はじめて店の前に立ったとき、あまりの見すぼらしさに入るのをやめようと思った。

でも外観で味が決まるわけではない。

外見と性格が一致しないことは人間の世界ではよくあること。

きっと料理だって同じだ。

なんのこっちゃ。

 

せっかくここまで来て引き返すのもどうかと思い、意を決してお店に入ってみた。

食べたいものは決まっている。

生春巻きと鶏のフォーを注文した。

大正解だった。

生春巻きは、太くて長くて、もう立派である。

味もすばらしい。

フォーの麺はやや細めでありながらしっかりしている。

あまりの美味しさに普段は飲まないスープも飲み干してしまった。

 

これ以後このお店に何度も通うことになる。

お店のご主人とも親しくなった。

日本人のご主人とベトナム人の奥様が店を切り盛りしていた。

ご主人は以前ベトナムで暮らしていたそうだ。

そういえば、あのお店にも小さな男の子がいて、料理が運ばれてくるまでよく一緒に遊んでいた…。

やれやれ。

ベトナムのハノイで、武蔵新城のベトナム屋さんを思い出してしまった。

 

さあ、次はいよいよヤンゴンだ。

搭乗ゲートに向かった。

 

つづく

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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