天国と地獄

「聴く」ことの本質は心にある

外国人を雇用する前に必要なことがあります。

それは職場内の信頼関係です。

社長と社員の、上司と部下の信頼関係です。

もし、現時点で信頼関係が築けていなくても大丈夫です。

それは今からでも築くことはできます。

どうやって?

それは、上の立場にいる人が下の立場の人の話を「聴く」ことです。

「外国人を雇用するために必要なこと」でも書きましたが、とてもシンプルだけど簡単ではない。でも難しいものではない。

心の姿勢であり、心がけの問題であるとも書きました。

なぜなら、「聴く」ことの本質は心にあるからです。

 

お坊さんが教えてくれた大切な話

ありふれた話で珍しいものでもなんでもありません。

しかし、私にはここに大切なエッセンスが詰まっていると思うのです。

 

これは天国と地獄の話です。

天国には、ここに送られた大勢の人たちがいます。

特段景色が良いわけでもなく、美しい人にもてなされるわけでもありません。

お花畑に囲まれているわけでもありません。ありふれた景色のようです。

そこには大きな窯がありその中ではうどんのような緬が茹でられています。これは天国にいる人たちのご飯です。

どうやって食べるのかというと、とても長い箸があるだけで他に道具がありません。この箸は自分の口に運ぶには長過ぎて自分一人では食べられないのです。

皆お腹を空かせています。食べたいのは皆同じです。

しかし、天国の人たちは、まず自分以外の他の人の口にご飯を運んで食べさせてあげます。

こうしているうちに、今度は食べさせてもらった人が、食べさせてくれた人の口にご飯を運んで食べさせてあげます。

天国ではこうしたことが当たり前のように行われ、争うことなく穏やかに食事ができています。

 

一方、地獄では、ここに送られた大勢の人たちがいます。

特段景色が悪いわけでもなく、怖い鬼に監視されているわけでもありません。どうやら天国と変わりがないようです。

そこには大きな窯がありその中ではうどんのような緬が茹でられています。これは地獄にいる人たちのご飯です。

ここにもとても長い箸があるだけで他に道具がありません。これも天国とは変わらないようです。

皆お腹を空かせています。食べたいのは皆同じです。

地獄の人たちは、我先にと窯に近づき自分一人でご飯を食べようとしています。

どうやったって一人では食べられないのに一人で食べることにこだわります。

他の人に食べさせてあげることもなく、自分だけが我先に食べようと必死です。

なんとか食べられそうになった人がいると、その人のご飯を横取りしようとします。

醜い争いが繰り広げられ、煮え立つ窯の中に落ちて行く者もいます。

まともに食事ができる人はいません。

これが地獄の姿だそうです。

 

環境は天国と地獄で変わりはないようです。

景色も同じ、ご飯も同じ。

しかし、人の心はまったく違っていた。

自分が食べたければ、他人に食べさせてあげること。

他人のことを思うことができたかどうか。

心の持ち方ひとつで天国にも地獄にもなる。

そんなお話でした。

つづく

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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