ロヒンギャ問題解説1

ロヒンギャ問題とは一体何なのか?

「ロヒンギャ問題」と聞いてピンとくる方はどれくらいいるでしょうか。

ロヒンギャって何?と言う方もいるでしょう。

 

日本のメディアでも度々ロヒンギャ問題は報道されている。

全てを見たわけではないので報道内容について評論家のように語れるわけではない。

そもそも私はこの世界の専門家でもなんでもない。

ただ、日頃ミャンマーの人たちと付き合っている立場からすると、彼らの心情が伝わってくるので私としても心苦しいところがある。

 

ミャンマーは今、世界から非難されている。

過去のノーベル平和賞受賞者たちが団結して、アウンサンスーチー女史からノーベル平和賞を取り上げようとしている。

アウンサンスーチー女史はミャンマーでとても尊敬されている政治家だ。

その尊敬を集める彼女が非難の的になっている。

このことにもミャンマーの人々は心を痛めている。

 

私と関わりのあるミャンマー人たちは、ロヒンギャはミャンマーへの不法入国者だと考えているようだ。

ミャンマーの国民ではないとの認識だ。

だから不法入国者が退去を求められるのは当然だとしている。

ただ、退去を求める手段として軍事力を利用することはよくないと思っている。

この状況を喜んでいるミャンマー人は誰もいない。

皆心を痛めている。

 

そもそもロヒンギャ問題はなぜ起きたのだろうか。

そしてなぜあのお方は沈黙されているのか。

 

スーチーさんが沈黙を守る理由

私は以前からロヒンギャ問題について知りたいと思っていた。

特に知りたかったのは、なぜそのような問題が発生したのか。

また、なぜアウンサンスーチー女史が沈黙しているのかということだ。

可能な範囲でこの問題について解説してくれるものを探してみた。

探し方が上手ではないということもあるが、腑に落ちる解説に出会えていなかった。

そんなとき、あるミャンマー人の牧師さんと知り合う機会を得た。

その牧師さんとの出会いは偶然だった。

 

私は、2019年9月5日に成田空港からハノイ経由でヤンゴンへ向けて出発した。

ほぼ定刻にハノイに着いたのだが、その後予期せぬハプニングが起きた。

ヤンゴン国際空港で軍用機のトラブルがあり空港が全面的に閉鎖されてしまった。

そのため予定のフライトがキャンセルされたのだ。

一度搭乗したあと降ろされ、再出発を待ち続けた挙句に欠航となった。

期待して待っていた乗客の一部は激高し航空会社に激しく詰め寄った。

それが功を奏したのかどうか分からないが、ハノイ市街の湖畔にある綺麗なホテルを確保してくれることになった。

このとき同部屋になったのが、そのミャンマー人の牧師さんである。

本当に偶然である。

意外なところで求めていたものに巡り合った。

 

彼はロサンゼルスからハノイに来て、故郷のミャンマーに帰る途中だった。

夕食、朝食をともにし、打ち解けてきたところで一つお願いをしてみた。

「ロヒンギャ問題についてミャンマー人の視点からレクチャーしていただけませんか?」

ミャンマー人に尋ねることは無礼なのかもしれない。

難しいテーマであることも十二分に承知している。

しかし、彼は牧師として世界中を回っている。

そんな彼から是非聞いてみたいと思ってしまった。

 

断られるだろうと思った。

ところが、「ミャンマーのことに関心を持ってくれることはとてもうれしい」との返事をいただいた。

ありがたいことに彼は快諾し講義を始めた。

 

つづく

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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