日本語学校の人事部長
人材・生徒募集のエキスパート
ミャンマーにある日本語学校 Victory には、頼もしいスタッフがいます。
名前は、Khin Maung Tun。
通称トントンさん。
役職は人事部長。
送出機関と連携しながら、人材・生徒の募集を担当しています。
彼が、国立ヤンゴン大学を卒業した当時のミャンマーは、民主化を望む民衆と軍事政権が衝突を繰り返す大混乱期でした。
この時期、多くのミャンマー人が難民として国外へ脱出していきました。
ミャンマーにいても満足にできる仕事はありません。
それでも、彼はミャンマー国内に留まることを選択しました。
小さな会社に勤務し、人事関連の仕事をしてきました。
ミャンマーが世界から背を向けられた厳しい時代から、民主化が実現し世界から多額の投資を受けるようになった今でも、まだまだ就職先がたくさんあるとは言えません。
もし、日本に行ける道があるのなら、ミャンマーの若者のためにその道を作る手伝いをしたいと彼は話してくれました。
ありがとう、トントンさん。

人事部長として挨拶する トントンさん。

温かい心を持ったトントンさん。なぜカメラ目線に?
そんな温かい心を持ったトントンさん。
彼と初めて会ったのは、ミャンマーのある送出機関を訪問したときでした。
彼は、その送出機関の会長さんと幼なじみだということで、紹介してもらったのがきっかけでした。
ミャンマーでは、多くの送出機関が日本語学校と連携しています。
弊社日本語学校 Victory も、いくつかの送出機関と連携しています。
ミャンマー人が海外で働く場合には、スマートカードという国の許可証が必要になります。
この許可証を代理で申請できるのは、人材紹介のライセンスを持った送出機関です。
こうした手続きは、高度人材であろうと、技能実習生であろうと、ビザに関係なく必要です。
人材の募集、面接の手配、送出機関への情報提供等、これらの業務はトントンさんを通じて行われます。

トントンさん(右端)と Than Win Aung 会長(左端)は幼なじみ

どの野菜をチョイスしようか検討中のトントンさん
トントンさんの業務はとても重要です。
業務をこなすだけでなく、ミャンマーの若者からも信頼される必要があります。
でもそこは、経験豊富で温かい心を持ったトントンさん。
何も問題ありません。
その人柄は、ミャンマーの若者たちを安心させることでしょう。
それに、介護分野において、ミャンマーNo.1の実績を持つ送出機関の会長とは幼なじみです。
人脈がモノをいうミャンマービジネスで、私たちの周りには信頼できる人たちが大勢いる…。
そんなことに気づいた今日この頃です。
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この記事の執筆者 |
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西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】 |
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