山本五十六に学ぶミャンマー人材育成法3

山本五十六の人材育成法を活かすために

山本五十六の人材育成法は現代の私たちに大切なメッセージを遺してくれています。

MBAで最新の理論を学ぶことも大変興味深いものですが、我々の先人が既に人材育成の基本を教えてくれています。

これを知り生かさないのはもったいない。

このシリーズでは、ミャンマー人の傾向についてお伝えしています。

個性については十人十色です。

それは当然です。

しかし、ミャンマー人の特徴と言いますか、一定の傾向のようなものはあります。

全回に引き続きをそのことをお伝えします。

 

忍耐強い

これは長所と短所が同居しています。

ミャンマー人は仏教を忠実に守ることによって己と他者の幸せを追求します。

影響を受けているのは仏教だけではありません。

ミャンマー(ビルマ)の歴史からも影響を受けています。

これはミャンマーのDNAといってもいいのかもしれません。

 

ミャンマーはイギリスの植民地だった歴史があります。

ミャンマーで70%もの人口を占めるのはビルマ人。

かつてビルマにはロイヤルファミリーがありました。

ビルマには王様がいたのです。

しかし、イギリスの植民地政策によりこの王政は途絶えました。

逆に植民地になった後のビルマ人は特に虐げられた存在になってしまいました。

ここから耐え忍ぶ歴史が始まります。

地方行政を統治するために登用された少数民族もありました。

それでもイギリスに支配されていることに変わりありません。

ビルマ族もその他の民族もみな耐え忍んでいたのです。

それだけではありません。

戦後、軍事政権が長く続いたことで世界から背を向けられてしまった時代があります。

しかし、そうした状況でもミャンマー人は逞しく生き延びてきました。

他国に頼らなくても自立できることをミャンマーの人たちは経験的に知っています。

こうした歴史的な経緯から忍耐強いミャンマー人が誕生したのではないかと想像しています。

 

忍耐にも限界はある

ミャンマー人は忍耐強いということはよく聞く話です。

実際会った人たちからも力強さと逞しさを感じます。

しかし、彼らも人間です。

限界というものがあります。

耐えに耐え、限界まで耐えようとします。

しかし、限界を迎えたときには爆発します。

正直、私はまだその場面に出くわしたことはありませんので、これは伝聞です。

この爆発というのは人によって異なるそうです。

今までの穏やかな雰囲気が嘘のように暴れる人。

静かに職場を去る人。

形は様々ですが何等かの行動に現れるそうです。

信頼していたのに裏切られたときも同じです。

耐えられるレンジが広い分、この許容範囲を超えたときには恐ろしいほどの反動がある。

ミャンマー人の性格の特徴としてこうしたことがあるそうです。

忍耐強く頑張り過ぎてしまう点に問題がないわけではありません。

それでも相手のことを考えると頑張って耐えてしまうのです。

上辺だけの信頼関係では破たんします。

いつか、「真実の瞬間」が訪れます。

 

ミャンマー人にとって一番大切なこと

愛情です。

人間愛といえば伝わるでしょうか。

信頼し愛情を持って接することが必要です。

そうして接してくれる人を信頼し一生懸命応えてくれるようになります。

西郷隆盛の「大きく打てば大きく響く」と同じです。

信頼の仕方や愛情のかけ方によって結果は大きく異なります。

「人」と「人」が、相手を信頼し合い本気の付き合いができるどうか。

これができるのであれば企業の成長に大きく貢献することは間違いありません。

逆に、単なる労働力が必要だとして雇用するのであれば、ミャンマー人はやめた方がよいでしょう。

自分は単なる労働力に過ぎないのだと感じた瞬間から信頼関係は破たんします。

愛情をかけながら育てようとする企業にとっては相性が良いでしょう。

 

まとめ

ミャンマー人は仏教の教えを忠実に守っている。

年配者を敬う。

お互い様の精神により困っている人を放っておけない。

困っている人は助ける。

信頼関係を結べた相手には持っている力以上のものを提供しようとする。

愛情をかけてくれる相手にはもっと応えようとする。

とても忍耐強いが当然限界もある。

限界を超えると大きな反動がある。

 

山本五十六の言葉を忠実に実行するだけで、ミャンマー人はとても有益な人材になるのです。

これほどマッチする外国人はいないのではないでしょうか。

愛情をかけて育てようとする企業にはお勧めです。

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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