ヤンゴンのアパレル事情

ヤンゴンを歩いているとミャンマーの民族衣装であるロンジ―を履いている人を多く目にする。

伝統的な民族衣装を着る文化は今も生きていることを実感する。

 

現在の日本にはユニクロをはじめとした安価な衣料品メーカーが多く存在し気軽に商品を買うことができる。

しかし、ミャンマーでは皆が既製品を買うという時代ではないようだ。

かつての日本もそうだった。

既製品を買うのではなく、家でお母さんやお祖母さんが作ってくれた服を着ていた時代があった。

ミャンマーは今もその時代を維持している。

電力の問題もあり、大規模な縫製工場がまだまだ少ないということもある。

では着るものはどうしているかというと、オーダーメイドなのである。

 

これはヤンゴンの市場の中にあるアパレルメーカーである。

 

ここではお客さんが望むデザインの服を作ってくれるのだ。

お客さんが生地を持ち込み、こういうデザインにしてくれと注文する。

生地は品質によって価格はピンキリだ。

仕立て代は、一着 25,000チャットくらいが相場なのだとか。

日本円にしてだいたい 2,000円ほどだ。

 

 

ここには、だいたい10人未満のアパレルメーカーが30社以上あるそうだ。

ミシンは電気を使わない。

動力は自らの足でペダルを踏むことで作るのだ。

これなら停電になっても大丈夫。

昔の日本もこのようなミシンが各家庭にあった。

懐かしさを感じさせてくれる場所だ。

 

 

このフロア全体が縫製工場のようだ。

多くの人が真剣にミシンに向かっている。

とにかく忙しそうだ。

たくさんのオーダーが入っているのだろう。

 

 

ただ、最近は若い世代を中心にファッションが変わりつつあると聞く。

中国やタイから安価な衣料品が大量に入ってきているそうだ。

陳列された商品を手に取って、これが欲しいとなればすぐに買ってしまうだろう。

ヤンゴンの街を歩いていても、Tシャツにジーンズ姿の男性を見かけたり、ブラウスにミニスカートの女性を見かける。

既存のアパレルメーカーは脅威に感じているかもしれない。

 

将来このアパレルメーカーも日本の呉服店のような存在になってしまうのだろうか。

多くの人がロンジーなどの民族衣装を着てヤンゴンの街を闊歩している光景は失われてしまうのかもしれない。

貴重な今を記憶しておかねば。

 

 

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この記事の執筆者
西ヶ谷紀之 【 国家資格キャリアコンサルタント・社会保険労務士・行政書士 】
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